Saturday 22 June 2013

biketrip...

いい天気、というのは起きてすぐわかる。(…気がするだけかな?笑)
ここ数日梅雨のぐずついた天候が続いていたせいか、今朝目を覚ましたときの爽快感は絶妙だった。
その頃地球の反対側では、従兄弟のCliffがアメリカのChicagoからSantaMonicaまで続くRoute66を車で完走したんだそう。羨ましいcartrrip!!

ならばと蒸し暑い夏に変わる前に、こちらは久々のbiketripに。目指すはナカメ。ふと、目黒川沿いにある本屋さんに行きたくなったのだ。数年前にイタリアから来たこのパートナーは、ちょっと錆び付きながらも軽やかさは相変わらず。my bikeに乗ったら、ラジオをONにしてあとはひたすら漕ぐだけ。何も考えずに聴こえてくる音楽やトークに耳を傾けながら、風を感じて、空を見上げてみる。bikeに乗っていると、風を受けているのか、それとも自分で風をつくっているのか…このあたりがおもしろいのだ。以前は自宅から青山まで通っていたこの慣れた道もなんだか懐かしい。Route66には遥かに及ばないけれど、Route305(明治通りね!)は晴れでも雨でも夏でも冬でも関係なくただただ走り続けた、自分の足跡が残っている大切なルート。ちょっと大袈裟!?だけど、電車ではひょいと行けるこの距離感も乗るものを変えるだけで、街の印象が変わるからbikeはいい。





bikeに乗ってるいると、流れている時間の感覚がたまにわからなくなる。
途中で見つけたものにも簡単に立ち寄れるから、いつの間にかこんな時間?みたいなことになってしまうのだ。これもまた楽しみなのだけどね。
今日もライブ・ペインティングや店先の花に引き寄せられてしまった。

中目黒に着くと、川沿いは凄く気持ちいい風が流れていた。パリもNYも京都も広島も、好きなどの街にも必ず街の近くや街の周りに川がある。好きな街に川がある…というよりは、川がある街が好きなのかもしれない。川沿いはbikeを片手で押しながら、ミニサイズのドーナツをテイクアウトして頬張りながら歩いた。そうしているうちに見えてくる古書店。ここは本当に素晴らしい空間。誰かの書斎にお邪魔しているかのような、ずっといると人の顔が見えてきそうな、そんなところ。本の全てが置いてあるわけではないけれど、しばらく本棚を見ていると欲しい本が自ら歩み寄ってくるから不思議。しかも今回はまだ売り物になっていないものが、寄り添ってきた。40年以上前のNEW YORKER。レジカウンターの横に山積みされていたのだけれど、一番上のそれに釘付けだった。まだ値段が付いていないので…というお店の方に素直に従いつつも、来週までにはできるので!という返事を頼りに、来週あらためて伺うことに。40年以上前の海を越えた雑誌が色褪せずにそこにある、それだけでなんだか嬉しかった。

土曜日の約束。
来週が楽しみだ。
はて、今度は何に乗っていこうか…

p.s.
新宿のコニカミノルタでまたひとつ星の撮影方法をGET。
ふふふ。そうそう、明日はsupermooon。

Wednesday 19 June 2013

vingt-cinq ans


25年と3days。
今月の16日で、25歳になりました。かつて抱いていた25歳のイメージとは遥かに違うかもしれない。けれど、着実に年齢を重ねていく中で、できることとできないこと、やりたいことそうでないこと、好きなこと嫌いなこと、そんな自分が少しずつわかって気が。たまにこんな大海原に飛び込んでしまいたい!!なんて思うこともありますが笑、自分が何かすることで少しでも動いたりすることが、または人の笑顔のキッカケになることができるのかなと思えばそんな些細なこともまるで塵のように飛んでいってしまいます。
まだまだ甘ちゃんですのでどこかで間違えることもあります。きっと一度踏み外さないとダメな性格なんだろうな〜と最近気付いたことでもあるのですが、それでも自分の中では斜めでも真っすぐと向かっていければいいのかなと思っています。
大きな海を目の前に、すっと整ったのかな。自然は偉大です。

そして、たくさんのメッセージありがとうございました。
なんだか初めてバースデーというものを周りから祝ってもらうこともあり、ちょっと照れつつもたまには自分が主役!なのもいいなぁと感じているところ!
明日は大切な仕事の本番もあるし、日本vsイタリアも早朝に。
期待に応えたり、自分の満足のいく結果を残すことって本当に難しいことですが、人が頑張っている姿を観るのは本当に気持ちいい。頑張れNIPPON。go for it。



2013.06
taiki.y

Monday 10 June 2013

HUGTIME...


HUGTIME THEATRE.

思えば 3年前の2010年夏、NYでの体験がすべての始まりでした。
文化の違いと言ってしまえばそれまでだけれど、同じ人間、楽しい!と感じる瞬間もきっと同じなのだから同じようなことが日本でもできるんじゃないか?なんてことをマンハッタンの中心部にあるブライアントパークでひとり考えていました。
夜空の下、心地よい風を纏いながら芝生の上で映画を楽しみたいな…と。

街中や公園は難しい…それならどこで?と色々探しあぐねて辿り着いたのが母校である小学校の校庭。野外映画をやるなら芝生の上で!ということだけは絶対に外せない条件でもあったので、綺麗な人工芝を初めてみたときには心が決まっていました。
というのも、子供の頃初めて野外で映画を観たのがまさにその場所。何を観たのか、どんな映画だったのか全く覚えていないけれど、その後映画が好きになったキッカケでもあったんです。そのときに上映会を開いてくれた町内会の会長さんにも映画上映をやる旨を伝えるためにお会いしたんですが(今年で米寿だそうで!)、いまでは使用していない機材を貸してくれるなど今回のHUGTIME THEATREに快く協力していただきました。





そして昨夜。
準備途中でPCとプロジェクターが繋がらないことがわかったり、直前でスクリーンが破れてしまったりとまさかのハプニング!もいくつか。そんなことがありつつも、本当に想像以上に素晴らしい時間となりました。全部で100人強のお客さん。真っ暗な校庭に、煌煌ときらめくスクリーン。その周りで走り回りながらはしゃぐ子供たち。野外映画とは言っているけれど、自分としては映画を観るというよりは、その空間を、時間をいつもとは違った形で楽しんで欲しい、そんな気持ちで始めたつもり。だから子供たちが各々遊んでいるは全然okay!! (不思議なもので、ここぞっ!っていうシーンはみんなちゃんと観てる!)そういえば、上映中にあまりにも夜の芝生が気持ち良くて、うっかり少しの間眠りに落ちてしまったしね…。
そういったことは特に伝えたわけではないけれど、映画を通じて少しは感じてくれたかなぁと。反対に、みなさんから両手には収まりきらないほどのものをいただくというサプライズも。上映後マイクを通して来場に対する御礼を伝えた後ににもらったみなさんからの拍手。わざわざ歩み寄ってくれて「楽しい時間をありがとうございました。またやってくださいね。」と声を掛けてくれたお母さん。会場まで足を運んでくれて、一番に喜んでくれた友人や恩師。入場料を取るよりもなによりも、こんなに嬉しいことはないな〜と思いました!!

HUGTIME THEATRE自体、形に残るものではありません。
ただ、自分で初めてゼロからつくるということをしてみて、モノの価値というものがわかった気がします。
芝生の上で寝転んで、映画を観る。
シンプルですが、シンプルだからこその魅力。
小さくても、細く、長く、続けていけるように頑張りたいです。