Saturday 10 May 2014

フィル、奏でる


今年も特別どこかに行くことはなかったけれど
みんなでワイワイしていることが多かった連休。

29日の昭和の日。GWの はじまりは、蓮沼執太フィル@スパイラルホール。
オーケストラ編成なのでこちらもみんなでワイワイ。
よくあるステージと対面するような形ではなく
全方位型という観ている方が囲む、面白いスタイルで始まったLIVEは
四方八方に音が優しく飛び散っていくような、静かな賑やかさだった。
友人に、すごく良いよ!と教えてもらい聴いてみたら、まさしく"好み"という音色だったので凄く楽しみにしていたセッションでもあり、嬉しくもLIVEは心躍るそれ以上!!

ピアノ、シンセ、ベース、ギター、スティールパン、マリンバ、サックス、ヴァイオリン、etc...。
これだけの楽器の連なりを見ただけでも楽しくなる!
ヴォーカル、ラップも入れて総勢15人はそれぞれが各々活動しているフィルなので
ひとつひとつの音の粒がとても大きい集団。
ということもあり、ひとつのオーケルストラとして同じ所に向かって情熱的に音を奏でているというよりは、どちらかというと無機質でスタイリッシュでモノクロな印象。
お互いを調和させているというよりは、音がぶつかっていくのだけれど、
それでも聴こえてくるときには、ちゃんと纏まって、豊かな音楽になるのだから不思議。
みんなでワイワイ、時に強く、響き合う音。これぞフィルハーモニックの面白さ。

蓮沼執太さんがしばらくNYということで当分の間はLIVEはなさそうですが
またを心待ちにしていたいなーと思います。
もちろんCDでもGOODです!是非!