Friday 14 November 2014

シマダテツヤ、イラスト展。



中目黒の目黒川沿いをゆったり歩ききった先にある81books。
こちらのギャラリーにて現在展示を行っているのが、シマダテツヤさんです。
シマダさんは鎌倉にある美味しいビストロのお店、callejero(カジェへロ、いつもスペル忘れて確認しちゃうんですが笑)での絵の常設展示やショップカードのデザインなども行なっています。アイコンになっている"ナイスなおやじ"もそう!
callejeroのinfoは→こちら

僕もcallejeroオーナーのショウタさんを通じて、絵を見て知って、イイ絵だな〜とずっと思っていた矢先、偶然この夏お店でお会い出来ました。

独特の雰囲気、無表情に見えてどこか愛らしく、クラシック。アンニュイな空気感。なんだかとても手元に置いておきたくなるような、絵の数々です。人物画が多いのですが、顔つきも多種多様で、「あっ、顔って少し不格好の方が絵になるなぁ」なんて思ったり。ついついそんな少しひねくれているトコロに惹き付けられてしまうのです。
人間臭いって、やっぱり魅力ですよね。



いかがでしょう?
欲しいでしょ?
会場でも販売しているポストカードセット+Merry Chrismasなファンキーサンタのカードも併せて頂戴いたしました。ただいま僕の部屋の壁でも絶賛展示中でございます。

そうそう、もちろん見て頂きたいのは会場で展示されている"生"の絵で、シマダさんが筆を下ろした原画たち。鉛筆の筆跡や、背景に使用しているマスキングテープ!のエイジング具合など、じっくり人の顔を見る様に覗くととても面白いです。本当に色んな顔があるので、中には誰かに似てる?いや、自分に似てる?いやいやシマダさんご本人だろうか?たくさんの出逢いを絵の中から見つけてみて下さい。
絵は紙の上で生きているからこそ、本や印刷物の上ではなく原画で見た方がいいのだと思います。昨夜は在廊していたシマダご夫妻ともクローズまで長々とお話させてもらいました。絵のこと、美術館のこと、ピアノのこと、本のこと、色々と。
おもしろいこと、話してくれますよ笑。
そういえば、最後に、この本買います!と言った"Pianist"という言葉のない絵本がありまして、結局非売品!!!というまさかのオチがありましたが笑、是非こちら捲ってみてください。絵って、純粋におもしろいな〜とつくづく思うばかりです。
「迷ったら、引くこと」とおっしゃっていましたが、まさに!の絵がありますのでお楽しみに。

展示会開催は中目黒、81booksにて12:00〜20:00。
明日15日の土曜日までなのでお早めに!


Wednesday 12 November 2014

One Big Ball

まさかバスケットボールとは…

スポーツといえばずっと学生時代サッカーをしていて、同じ球技でもテレビ観戦含めてもしかしたらこれが一番縁遠かったかもしれないなと今になって気付く。
が、しかしこのちょっとザラッとした茶色いバスケットボールは僕の目の前に転がってきた。今の仕事であまり意識に入っていなかったスポーツMCというお仕事でしたが、先日NBL(ナショナルバスケットボールリーグ)に属している、"つくばロボッツ"のホームゲームで場内MCとして、携わらせていただきました。
2節分のホームゲームに参戦しましたが、どちらも敗戦(週末に2戦続けてあるので、計4敗)。最初は試合の進行、ルールの把握、選手を覚えることで精一杯でしたが、徐々に試合のペースにも慣れ、試合中のシャウト!にもタイミングを見て言葉を選びながら、MCとしての役割をなんとか形にできることができたのかなと。もちろんまだまだですが!
それにしても、やっぱり負けると悔しくて。選手が一番悔しいのだけど、昨年からの新規参入チームのつくばロボッツ、なかなかチーム状況が思わしくなく、今シーズンもまだ勝ちがなく、リーグ最下位。試合終わって帰りの電車は僕自身も抜け殻のようになってます。

いつの日からか、勝負をすることがなくなってきて、目の前の相手に勝つか負けるかの真剣勝負を挑むことがないこの頃。「落ち込むのは、それだけ真剣だから」と最近読んだ本に書いてありました。真剣だ!なんて考えたこともなかったけれど、そう思うと、自分も真剣に闘って、力の限り声を振り絞っていたのかも。もちろん僕が実際にコートに立ってプレーできるわけではありませんが(体育の時間でバスケが一番苦手だったし…)、またスポーツという舞台に、チームとしての戦いに関われていることにい自然と嬉しさがこみ上げている感じがします。
サミュエル・エル・ジャクソンみたいなヘッドコーチがいて、全くフリースローが入らない外国人プレーヤーがいて、歴史がまだ始まったばかりの碧いチームに関われたのもなにかの縁。専属ではないのでまた次があるかはわからないですが、コート横で少しでも役に立てるように、お客さんが楽しんで試合を観戦出来るように、選手の力になれるように、プロバスケットボールがもっと活性化するように、これをキッカケに自分としてももっとチャレンジしていきたいと思います。
広い世界を見るのだ、ともっともっと自分に言い聞かせて。

Wednesday 5 November 2014

HAUSCHKA



渋谷WWWで行なわれた、ドイツのピアニストHAUSCHKAのLive。
以前プロモーション映像を見たことがあり、ここ最近気になっていた存在だったのですが、ちょうどJAPAN TOURの締めくくりということでグッドタイミングで東京に!
生の"プリペアドピアノ"は思っていた以上にエキサイティングで格好よかった。

HAUCSHKAご本人はというと、ドイツ人らしくスラッと大きい身体に、アーティストというよりはどちらかというと学者風でスマートな風貌。登場後のイントロダクションでは、たまに知的なジョークも入れながら「カフェとかで演奏するよりも、ここWWWみたいに低音が響く場所が好きなんだ」とか今回残念ながら共演できなかったヤン富田さんへの言葉を残していました。
ライブ内容は、HAUCSHKAも話していたようにいくつかのアルバムからのRemix。とてもリズミカルなものもあれば、ClassicのようでもありJazzっぽくもあり、YAMAHAのグランドピアノだけとは思えない音の多彩さに釘付けでした。弦の部分に様々な"モノ"を置いたりテープを貼ったりするだけで一見シンプルに見えるその作業も、音を通すと広がるバリエーション。原始的でありながら、生まれる音楽は宇宙的でもあり、幻想的でもあり、心地よいアンビエントさが堪らなかった。ピアノなのに時折どこか民族的な弦楽器の音色が聴こえてきたりと、知らない土地へとサウンドスケープしていく感覚も。
最後のピンポンボールを入れた演奏は、見ていても面白いし、見た目のおもちゃ箱のような陽気さに反したユニークな音楽性はとても魅力的でした。

あっという間の1時間半。
いくつかCDもあらためて聴いてはみたいと思うけれど、きっとLiveがイチバンだと思うのは間違いないかな。Bassが思い切り強いところで是非次も!