今回のある意味、ビッグイベント…
"Yen Town Down"の復活ライブはきっと最高だったろうな、
と思いながら昨夜は過ごしていました。
そして越後妻有、大地の芸術祭は今日が最終日。
今月初め、季節の変わりどころで訪ねた祭は
地球が会場か!と思えるほど壮大で広大で
圧倒されたまま帰ってきました。
日本一長く、うねるように豪快に流れる信濃川。
その恩恵にあずかるようにグングン育つ豊かな作物と、
突然現れるアート作品たち。
地元の楽しいおばあちゃんたち。
あと温泉も。
作品として紹介されているものが見どころかというと
そういうことだけでもなくて
元々存在する自然の形と、
その自然の恵みを受けての生活と
きっとあらためて祝うこともないのだけれど
一括りで"お祭り"となっていた芸術祭でした。
雨も覚悟で向かいましたが
要所要所で、晴れの姿も見せてくれて
かなりラッキーボーイ振りを発揮した、ボクです。
(タレルの作品、金沢での悔しい思いも、この地で晴らしました!)
写真のスポットは"星峠の棚田"という場所で
時間は日の出後の、朝6時!
だれもいない峠から見下ろした日本の原風景は
なんとも格別で、これ以上美しいものなんてない!と思ったほど。
自然の中にひとが作った棚田は、アート以上にアート。
きっと生きていくために形作られた棚田ではあるのだけれど
こんなところにまでごく当たり前のように出てくる日本人の美意識、
あらためて凄いなと思う。
自分にもあるのだろうか?笑
そして、ここから美味しいお米が作られているんですよね。
コシヒカリは抜群の美味しさでございましたっ。
さぁ、ここからはずらっと見てきた作品たちの登場。
羨ましいくらいにドラマチックで
行ってみて初めて体感できる、作品たち。
自然に溶け込んでいるものは、もはやインスタレーションのようでもあり
視線のその先には、空が、山が、田んぼが、川がある
あらためて日本の魅力を感じさせてくれるものばかり。
帰り間際に寄ったキナーレでは
こんなことも書いてありました。
「…それらの作品は自らが輝きながらも、その立地する地域、その集落、光景の魅力を明らかにする仕掛けです。」
仕掛けなのか!!と。
そして…
「美術とは、もともと自然・文明・社会と人間との関係を表す技術でした。越後妻有のこれらの作品は、文明の曲がり角にある現在、多くの人にとって暮らし方を遡り、今後を考えるための礎になると思います。」
「人間は自然に内包される」とも。
アートがもつ、潜在する役割。
もっともっとアグレッシブになっていく気がします。
また3年後、遊びにいくのがとても楽しみ。
p.s.
J-WAVEでの放送用に取材させていただいた
上郷グローブ座のレストランの方々、ありがとうございました!
同じテーブルを囲んだ上郷地区のおばあちゃんたちはものすごくファンキーで
ひとり一台軽トラックを運転して、来ていました笑。
おばあちゃんたち、元気でまたねー!!!
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