Wednesday, 5 November 2014

HAUSCHKA



渋谷WWWで行なわれた、ドイツのピアニストHAUSCHKAのLive。
以前プロモーション映像を見たことがあり、ここ最近気になっていた存在だったのですが、ちょうどJAPAN TOURの締めくくりということでグッドタイミングで東京に!
生の"プリペアドピアノ"は思っていた以上にエキサイティングで格好よかった。

HAUCSHKAご本人はというと、ドイツ人らしくスラッと大きい身体に、アーティストというよりはどちらかというと学者風でスマートな風貌。登場後のイントロダクションでは、たまに知的なジョークも入れながら「カフェとかで演奏するよりも、ここWWWみたいに低音が響く場所が好きなんだ」とか今回残念ながら共演できなかったヤン富田さんへの言葉を残していました。
ライブ内容は、HAUCSHKAも話していたようにいくつかのアルバムからのRemix。とてもリズミカルなものもあれば、ClassicのようでもありJazzっぽくもあり、YAMAHAのグランドピアノだけとは思えない音の多彩さに釘付けでした。弦の部分に様々な"モノ"を置いたりテープを貼ったりするだけで一見シンプルに見えるその作業も、音を通すと広がるバリエーション。原始的でありながら、生まれる音楽は宇宙的でもあり、幻想的でもあり、心地よいアンビエントさが堪らなかった。ピアノなのに時折どこか民族的な弦楽器の音色が聴こえてきたりと、知らない土地へとサウンドスケープしていく感覚も。
最後のピンポンボールを入れた演奏は、見ていても面白いし、見た目のおもちゃ箱のような陽気さに反したユニークな音楽性はとても魅力的でした。

あっという間の1時間半。
いくつかCDもあらためて聴いてはみたいと思うけれど、きっとLiveがイチバンだと思うのは間違いないかな。Bassが思い切り強いところで是非次も!

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