Wednesday, 10 June 2015

Glasper×Orchestra












ここ数年は毎年のように来日しているRobert Glasper。
今年は野外フェスのtaicoclubで始まり、ビルオードでの数日に渡るライブ、そして@東京芸術劇場でのオーケストラとの共演で日本行脚の幕切れ!といういつにも増してワンダフルなスケジュールでやってきていました!
さて…どれに行こうか?もしくは全部?なんて思いも巡らせたけれど、やっぱりオーケストラとの共演!があまりにもヨダレものだったので最終的にはこちらの一本に絞ることとに。

なんだかドキドキしながらのホール入り。
マエストロ西本智実さんの風格ある出で立ちにリードされる、イルミナートフィルハーモニーオーケストラの演奏で幕開けでした。
そして、ひとり颯爽と友達の部屋に遊びにくるような雰囲気でステージへとやってきたのがRobert Glasper。いつも感じるけれど、繰り出される音はあの大きな図体からは想像できないほど柔らかくて優しい。ほんとうに、しなやか。
Glasperのピアノとオーケストラを一曲。
Stevie Wonderのjesus childrenを美しく。

「ここで20分間の休憩に入ります。」
あれ?終わり?
会場内のあちこちが騒めくほど、あっけいない休憩in。

あとから気づいたけれど、それもそのはず、オケ主体のステージ編成からRobert Glasper Experimentへのシフトチェンジはステージ上も色々と作業があるらしく、この時点での休憩がベストなタイミングだったみたいです。
この時はまだ誰もがこのあとのライブの長さを心配していたのですが、もちろん単なる杞憂に。ほんとうに序章でした。

Experimentのメンバーが登場しての後半?本編?は
もういわずもがな、サイコーでした!
芸術劇場のコンサートホールが軋むほどの、縦ノリ。
座っている席が結構前の方だったので、ちょっと振り向き後方見てみると、縦に揺れている方がたくさん。そうしなくてはいられない音が、ビートが、リズムが。



終演後、貼り出されていたこの日のセットリスト。
M2は当初の予定だったモーツァルト聴いてみたかったかも。
でもjesus childrenを体感できたことがなによりも嬉しい。

ずらっと並んだセトリ。
計10曲。このタイトルの行間に佇むGlasper Musicの真骨頂。
ライブにたっぷり潜んでました。

さて、10日の今日にはニューアルバム"Covered"がリリース。
昨日の9日に手にしましたが、また原点にもどるようなアコースティック。
jazzのおもしろさ、まだまだあります。
他にもプロデュースをしている作品、これから続々!らしいのでこちらも楽しみ。

また来年!Viva Robert Glasper!!!!

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