Wednesday 20 June 2012

Chronicle of my mother

こんなに泣いた映画も久々!!

『わが母の記』

なんて書いたら、劇場で観る人も増えるでしょうか?笑。ともあれ、友人(マヒロくん)と一緒に観て、日曜の昼から男二人しての男泣き!!!!タオルを取る行為でスクリーンから目を離したくなかったので、気付いたときには手では拭えないほどになり、放置。垂れ流しです。笑
そんな感動あり、くすっと笑えるシーンも多々盛り込まれていたので、持っている感情が全て出切った感覚でしたが、見終わったあとは、逆にお互い自分の内に閉じこもり、ひしひしと映画の後味を噛み締めてしめていた感じでした。

もともとは舞台を観よう!なんて話をしていたので、映画を観るのは予定外!急遽のプラン変更。それでもこの映画(公開してからしばらく経っているので上映回数も少ないのに時間もちょうど良い感じでした◎)に引き寄せられたのは偶然ではないかも〜と今になっては思うのです。

しかし、父の日に母の物語。(もしかしたら、おばあちゃんの方に思いが重なる人の方が多いかもしれませんが!)
作家井上靖さん原作にして、自身のお母さんについて綴られた今作は、本で読むと割と淡々と進んで行くのですが、映画では樹木希林さん、役所広司さん、宮﨑あおいさんなどなど素晴らしい限り。特に樹木希林さんの心が繋がっている細やかな表情と目線!!!これには感情が何度も揺さぶられました。なんでも海外の映画祭などでも好評だったようですよ。

時に老いてゆく両親のことを考えたり、自分にとっては数年前祖父がそうであったように、"老い"が生命の終わりに近づくことであったとしても、なんだか老いることがより人としてシンプルになっていくような気がしました。
余計なことは全て剥がされて、普段は口に出せなかった思いが、真っすぐに浮き出てくる。そう思うと、考えるという行為以上に、感じるっていう感覚はどんなに年老いても残り続けるのかもしれない。なんだか哲学っぽくなりそうなのでこのへんで辞めますが♪
ひとって不思議。

日本の残したい風景や家族の在り方、関わり方。
ふと出てくる、Olympusのレトロなカメラなんかも見所ですよ。
是非、時間間に合えば観て頂きたいです。
今でも思い出すだけで泣けてくる〜

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