Tuesday 12 February 2013

hakuin

いや〜、ついつい身を引き締めてしまうような外の空気。全く風邪など引く様子もない自分になんだか頼もしさを感じております。健康第一ですね!

そして、やっと行けました、白隠展。
しかしそれにしても休日のギャラリーは本当によく混んでいるなぁ。沢山のヒトが観て、楽しむことに越したことはないのだけれど、それでもね、それでも自分が行くときぐらいは四方にチラホラぐらいの余裕で観たいものです!
そのあたりは胸の奥の方にグッと堪えて置いておくとして、白黒の濃淡で描かれた白隠の禅画は、モノクロ写真のように"真"が浮き出てくるようなとても深ーいものでした。(あまりの人混みに、途中バテて居眠り休憩を挟みつつ…うっかり寄っかかってしまった隣の方、ごめんんさい。)水墨画としての面白さもさることながら、そこに込められたメッセージというのもまた興味深く、なかなか一朝一夕で理解出来るものであはありませんが、時空を越えても届くものはあるのだと。そんな中、一目見ただけで印象に残るほど存在感があったのが、漆黒の背景に白い大きな目と、珍しく赤色の衣服を纏った達磨の絵。「自分と対峙する」というメッセージが込められているそうで、たしかに気付いたときにはフッと自分の世界に入れる不思議な吸引力を感じたものでした。
ただ、ひとつひとつの絵に込められた思いを紐解いていくと伝わってくることは沢山あるのですが、それにはかなりのエネルギーを必要とするし、まるで修業の身になった気持ちもしてくるので、そのユニークな絵を楽しむだけでも十分かもしれません!(いまのボクにとってはという意味で!)あまりに哲学的で、深さのあるものは、これから先のどこかでまた出逢えたらきっとまた違う角度で見える、解るだろうから、是非そのときに。
よろしくです、白隠さん。

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